皆さん、こんにちは。BUZZCASTの池田です。
突然ですが最近、どのYouTuberの動画も、過去の動画に比べて長尺の動画が増えてきた、という話を耳にするようになりました。
私もYouTubeを日頃見ていて、長い時間の動画が増えてきたな、という印象を持っていたのですが、皆さんも、長尺の動画が増えてきているのを体感しているのではないでしょうか?
そこで今回は本当に動画の長さが変わっているのか、「YouTubeに投稿されている動画の長さ」に関して調査をしてみました!
■動画の長さの過去比較
YouTuberは山ほどいるので、チャンネル登録者数TOP30に調査範囲を限定し、2017年と2018年で1動画あたりの長さの平均を算出し、比較させていただきました!
■チャンネル登録者TOP30の YouTuberの平均動画時間比較
※BUZZCAST調べ
※比較対象:2017年1月〜12月に投稿した全動画と2018年1月〜12月に投稿した全動画
※対象外 :企業チャンネル
調べてみると、30チャンネル中23チャンネルが2017年よりも2018年の方が長くなっていました。
やはり全体的に長尺の動画が増えている傾向がわかりますね。
長尺の動画とは具体的にどのようなものか、例として一部下記にてあげさせていただきます。
■HIKAKIN TV (2018年3月投稿)
こちらの動画は、HIKAKINさんのチャンネルに、すしラーメン《りく》さん、さぁやさん、かわにしみきさんが出演し、皆でいちごタワーを食べるという動画ですね。
こちらの動画の長さは30分12秒!(長い!)
■ヒカル(Hikaru)(2018年11月投稿)
こちらは、ヒカルさんとカジサックさんがコラボをし、焼肉を食べながらトークしている動画ですね。
こちらの動画はなんと1時間28分16秒の尺となっております!(非常に長い!)
動画の内容に関しては、長尺の動画にも関わらず、視聴者を飽きさせないトークを常に繰り広げており、流石だなと思いました。
ところで、なぜ長尺の動画が多くなっているのでしょうか。そこが最大の疑問です。
一説によると、長尺の動画は動画内に入れられる広告数が増えるため、結果として1再生数当たりの広告収益が高いと言われています。
つまり、広告収益を増やすために、動画を長くしていると想定されます。
■動画内広告数比較
実際に長尺の動画だと広告数は多いのか、上記ヒカルさんの動画の広告数を目視で確認してみました。
■ヒカル(Hikaru)(2018年11月投稿)の動画内広告数
※上記添付内下部の再生場所を選択できるところにある黄色いポイントで広告が入ります。
確認してみたところ、なんと広告の数は20個でした!!(確かに多い…!)
20個も広告が入っているとなると、1再生数あたりの広告収益が高そうですね…
対して、実際に長尺でない動画の広告数も確認してみたいと思います。
■ヒカル(Hikaru)(2017年7月8日投稿)
こちらの動画は、ヒカルさんがプレゼントキャンペーンの告知をしている動画ですね。
動画時間は10分29秒。(最近のヒカルさんの動画で10分だと短く感じてしまいますね。)
ではこちらの広告数はどれくらいでしょうか。
■ヒカル(Hikaru)(2017年7月8日投稿)の動画内広告数
※上記添付内下部の再生場所を選択できるところにある黄色いポイントで広告が入ります。
動画内での広告数は4つでした。
やはり、長尺の動画と比較すると広告数が全然違いますね。
比較してみるとやはり、長尺の動画ほど広告を多くつけることができるため、1再生数あたりの広告収益も高くなりそうです。
■まとめ
上記のことを考えると、今後も長尺の動画は増えていくことが考えられますね。
一方で、今までは短尺で隙間時間に見れるコンテンツだったYouTuberの動画が長くなることで、視聴者の視聴態度も変化してくるのかもしれません。
視聴者の可処分時間が同じだとすると、より面白いと感じられるYouTuberの動画に時間を費やすことになるため、人気がより偏るというような変化も想定されます。
何よりも、長い動画というのは、その分視聴者が離脱しないように工夫する必要が出てきます。
長い時間視聴者を留め、飽きさせないような企画や編集方法が今後のYouTuberの成功においてより重要な要素になってくるのかもしれないですね。