こんにちは!BUZZCASTの萩原です。
突然ですが、今ティーンの間で人気の食べ物は何だと思いますか?
タピオカやハットグなどをイメージする方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、YouTuberの動画の若者への影響度を測るべく、YouTubeでよく見るFoodの動画が、いつどれくらい再生されていたのか、なぜそのFoodが流行ったのかを調査してみました。
Foodと言っても幅広いので、今回はYouTubeでよく見るFoodを主観でピックアップし、比較してみたいと思います。
■比較対象商品
・蒙古タンメン
・ペヤング
・タピオカ
・じゃがアリゴ
それでは早速数値を比較してみましょう!!
【蒙古タンメン】
▼商品紹介
蒙古タンメン中本(もうこタンメンなかもと)とは東京都板橋区に本店を構えるラーメンチェーン店であり、一味唐辛子を大量に加えた激辛スープと太い麺が特徴。
カップラーメンが発売し、更に人気に火がついている。
2018年7月に本数が伸びており、10月には200万弱の再生数になっていることがわかります。
その時期周辺に投稿された動画は下記でした。
【7月投稿動画例】
Togimochi Koreaとぎもち 토기모치 さん
チャンネル登録者数78万人。(2019年4月時点)
韓国在住の日本人クリエイター。
韓国料理を中心にモッパン(食べる)動画を投稿している。
【10月投稿動画例】
SUSURU TV. さん
チャンネル登録者数64万人。(2019年4月時点)
「毎日ラーメン健康生活」と題し、毎日ラーメンをすする生活をしているクリエイター。
ラーメンの動画を投稿し続けており、ラーメン関連では日本で1番大きいチャンネル。
蒙古タンメンはチェーン店であることから行きやすく、またカップラーメンがセブンイレブンで購入で手軽に購入できます。
そして「辛い」商品はリアクションが取りやすく、罰ゲーム等にも使用できることから、クリエイターが動画にしやすい商材となっていると考えられます。
【ペヤング】
▼商品紹介
まるか食品株式会社から1975年(昭和50年)3月に発売を開始したカップ焼きそば。
近年様々な新作(チョコ味・ペペロンチーノ味)が出ており話題となっている。
2018年6月に再生数が伸びており、月間で2500万再生もされています。
また、9月には動画数が非常に伸びていることがわかります。
その時期に投稿された著名な動画をご紹介します。
【6月投稿動画例】(ギガMAX)
水溜りボンド さん
チャンネル登録者数393万人。(2019年4月時点)
男性コンビのクリエイター。
毎日投稿を継続しており、一切炎上しないことから「YouTube界のNHK」とも言われている。
【9月投稿動画例】(激辛MAX)
はじめしゃちょーの畑さん
チャンネル登録者数163万人。(2019年4月時点)
はじめしゃちょーを中心としたグループのクリエイター。
グループの身の周りで起こる日常の様子を動画にして投稿している。
ペヤングに関しては、6月は「超超超大盛り」、9月は「激辛MAX」と、動画の企画に取り上げやすい新商品を発売したタイミングでYouTuberが動画を投稿しているということがわかります。
YouTube上では、ペヤングの新作発売=動画のコンテンツになる、というイメージがついてきているのかもしれません。
【タピオカ】
▼商品紹介
もちもちした食感で原料はトウダイグサ科のキャッサバの根茎から製造したデンプン。
それを加工し、ミルクティーなどのドリンクに入れて飲む。
2018年8月に動画数が伸びており、10月には月間500万再生まで伸びていることがわかります。
その時期に投稿された動画をご紹介します。
【8月投稿動画例】
整形アイドル轟ちゃん さん
チャンネル登録者数31万人。(2019年4月時点)
元祖整形公開のクリエイター。
自身の整形の経過やエピソード、普段のメイク方法等の動画を投稿している。
【10月投稿動画例】
kemio さん
チャンネル登録者数132万人。(2019年4月時点)
6秒動画配信サービス「Vine」で有名になったクリエイター。
その個性的なキャラを前面に押し出した面白企画動画を投稿している。
タピオカに関しては家で作れたり、新しいお店が続々とオープンしているため動画の企画にしやすいことから、10月以降も投稿数は安定して多くなっています。
【じゃがアリゴ】
▼商品紹介
「アリゴ」とは、フランスで有名なチーズとマッシュポテトを合わせた料理。
それをじゃがりこで簡単に再現したものが「じゃがアリゴ」と呼ばれている。
2019年1月に流行りだし、2月には月間1500万再生まで伸びていました。
その時期に投稿された動画を一部ご紹介。
【1月投稿動画例】
水溜りボンド さん(※再掲)
チャンネル登録者数393万人。(2019年4月時点)
男性コンビのクリエイター。
毎日投稿を継続しており、一切炎上しないことから「YouTube界のNHK」とも言われている。
【2月投稿動画例】
えむれなチャンネル さん
チャンネル登録者数146万人。(2019年4月時点)
カップルクリエイター。(ふくれなさん・Mくんさん)
カップルで体を張った企画を実施し、動画を投稿している。
手軽さ・美味しさ・動画映えを兼ね備えていることから、YouTuberにとっては動画にしやすい商品なのかもしれません。
どの商品も再生が多かったですが、月間最高再生数を比較すると、
・蒙古タンメン:約180万再生
・ペヤング :約2500万再生
・タピオカ :約500万再生
・じゃがアリゴ:約1500万再生
となっていました。
YouTube上では「ペヤング」と「じゃがアリゴ」が特に多かったことがわかります。
世の中的には、タピオカの方が圧倒的に流行っている感覚があったので、市場トレンドを調査すべく、Instagramのハッシュタグの数を比較してみました。
■Instagramのハッシュタグ投稿数
#蒙古タンメン中本:237,383
#ペヤング :99,915
#タピオカ :1,052,160
#じゃがアリゴ :9,581
※2019年5月8日時点、BUZZCAST調べ
やはり、圧倒的に「タピオカ」が多く、次いで「蒙古タンメン中本」が多いことが分かります。
つまり、今回取り上げた4商品で比較した場合、YouTube内でのトレンドと、Instagram内でのトレンドは全く異なる、ということが分かります。
InstagramはYouTubeに比べて、誰でも日常的に投稿しているプラットフォームなので、世の中のトレンドが反映されやすい一方で、YouTubeでは、大型のクリエイターに取り上げられるかどうかが重要で、そのためには「ネタにしやすいかどうか」がキモになってくるのではないでしょうか。
定番商品を「超大盛り」「激辛」などでエッジを立たせる、もしくは、身近な商品をちょっとアレンジすると大変身するというネタを企業から提案することで、YouTube上のトレンドを作れるのかもしれません。
次はどんな商品がYouTube上で流行るか楽しみですね!!