こんにちは!BUZZCASTの池田です。
弊社では毎月YouTube上でのゲームアプリのタイアップ案件動画を調査しておりますので、今回は少し遅くなりましたが、2019年1月〜3月に公開されたゲームアプリタイアップ動画を分析していきたいと思います。
まずは、2019年1月〜3月のタイアップ動画再生数ランキングTOP20になります!
■ゲームアプリのタイアップ動画再生数ランキング(2019年1月〜3月)
※BUZZCAST調べ
※概要欄に提供表記があるものを取得対象
再生数ベースで見ると、TOP3のタイトルは、
1位:荒野行動
2位:リボルバーズエイト
3位:ブロスタ
となっていたことが分かります。
出稿量が多い1位〜3位のゲームタイトルに関して、具体的にはどのような実況者を起用しているのか、縦軸に「2次元チャンネル」or「3次元チャンネル」、横軸に「非ゲーム実況者」or「ゲーム実況者」に分けてマッピングしてみました。
まずは、1位の荒野行動から!
▼荒野行動_起用クリエイターマッピング
マッピングして見たところ、ゲーム実況者をメインに、非ゲーム実況者も少し起用していることが分かります。
非ゲーム実況者の起用に関しては、荒野行動がKOFとコラボした際に起用していたため、KOFコラボの認知度上昇・拡散目的で起用したことが伺えます。
・ぷろたん日記:荒野行動×KOFコラボ
また、ゲーム実況者の起用に関しては、荒野行動の1月〜3月の動画数が314本に対し、起用実況者は14人という点から、一定のゲーム実況者に定期的に荒野行動の動画を投稿してもらっていることが分かります。
定期的に上げ続けてもらうことで、視聴者のゲームへの理解を深め、ゲームと視聴者のエンゲージメントを上げることが狙いと想定できます。
続いて2位のリボルバーズエイトです!
▼リボルバーズエイト_起用クリエイターマッピング
リボルバーズエイトは、ゲーム実況者を中心に非ゲーム実況者も積極的に起用していたことがマッピングからわかります。
リボルバーズエイトがPvPタイトルということから、ゲーム実況者に関しては、通常動画でPvPゲームを実況している実況者をメインに起用していました。
・マグロヘッド(シャドウバース実況者)
・Mappy会長(オセロニア実況者)
また、非ゲーム実況者に関しては、はじめしゃちょーさんとマホトさんのコラボによる、リボルバーズエイトの紹介が印象的でした。
こちらは、マホトさんがUUUM所属後、初となる、はじめしゃちょーとのコラボ案件だったため、反響が大きく100万再生を超えているようです。
・はじめしゃちょー(ワタナベマホトコラボ)
最後に3位のブロスタです!
▼ブロスタ_クリエイター実況者マッピング
ブロスタは、ほぼゲーム実況者だけを起用していたことがマッピングから分かりました。
ブロスタは、荒野行動と同様、動画数に対して起用実況者の数は少ないのが印象的で、一定の実況者に定期的にブロスタの動画を投稿してもらっていたのが分かりました。(動画数54本に対し、起用実況者数15人)
また、ブロスタは、3人1チームで行うバトルモードがあるため、実況動画に関しても3人の実況者でコラボして実況するという動画が多い印象でした。
・うごくちゃん:ざんげちゃん、じゅえリーコラボ
・はしご【8ch】:えにとまと、まことの実況コラボ
コラボで実況することによって、単純に1人で実況する動画に比べて、コラボによる目新しさにより再生数が伸びることが多く、場合によっては通常動画よりも再生数が大きく伸びるという傾向もあります。
そのため、今後もコラボ実況のフォーマットでの提供案件は増えていくのではないかと考えられます。
■最後に
今回は、2019年1月〜3月のゲームアプリの提供案件動画の再生数ランキングを分析してみました。
最近は新規ユーザー獲得を目的とした、多くの実況者を単発で起用する手法だけでなく、厳選した実況者を継続して起用して、実況者を中心としたコミュニティを盛り上げていく、という手法も増えてきたように思います。
また、各タイトルによって、コラボで実況したり、ゲーム内キャンペーンに合わせた企画で動画を作成したりと、実況者の起用方法は様々ということも印象的でした。
今後もBUZZCASTでは、YouTubeの市場分析を発信していきたいと思います!